マレーシア起業して実業家として大成功している日本人から、マレーシア起業においてのWEBサイトの必要性を考えて、まとめてみたらどうだと言われてました。今まで漠然とはイメージはあるものの、言葉にして考えた事はないので良い機会なのでブログにまとめてみます。
ここでは、資金に余裕のある企業とは異なる、スタートアップ企業向けのWEBサイトの必要性をまとめてみます。資金に余裕のある企業の考え方も、とても参考になるのですが、WEBサイトの目的が大きく異るケースが多いので、ここでは、マレーシアにおけるスタートアップ企業に的を絞ります。
WEBサイトの目的
まず第一に考えたいのは、マレーシアでのスタートアップ企業のWEBサイトの目的です。集客に活用したいのか、プロモーションの案内を考えているのか、会社や組織の案内に利用したいのか、ポートフォリオを紹介する目的などを決める必要があります。
実際は目的があってこそ、WEBサイトを用意しようという事になるので、目的を決めると言う事はちょっとニュアンスが異なってしまいます。実際のところは目的をフォーカスするという事。あれもこれもと、ついつい欲張りたくなってしまうものですが、目的をフォーカスすることでWEBサイトを見る人にメッセージが伝わり易くなります。
目的をフォーカスするとは言っても、WEBサイトに目的以外の事を載せてはならないという事では無く、目的に合う様に体裁に整えたり、目的をフォーカスすることで優先順位が明確になり、WEBサイトの判断基準になり、計画や企画を考える指針となるので、目的は明確にすることは大変重要になります。ビジネスに対するWEBサイトの位置づけは、どこにあるかとも言えるかと思います。
WEBサイトのデザイン
WEBサイトを準備しようとなると、次にデザインを考える場合が多いのではと思います。しかし、『マレーシアの起業家からの教え』では、デザインは最後まで考えるな、というのがあります。WEBサイトを準備するとなると、ここを一番最初に考えたくなるのが人情ですので、ここでデザインの事をちょっと考察してみます。
WEBサイトを準備しようと考えると、 オリジナルの美しいデザインを用意したくなると思います。そこで、オリジナルのデザインを用意しようと思った場合、WEBサイト制作の会社に依頼する事になります。
WEB制作会社に依頼した場合の費用が掛る事になります。この判断もWEBサイトの目的が関係してきます。例えば、集客が目的だから、WEBサイトの制作費用を一年で回収したいとか、起業一年目の終わりに節税目的でWEBサイトを制作したいなど、色々出てくるわけです。
目的によってWEBデザインに費用を掛けるべきであったり、費用を節約すべきであったり異なって来ると思います。また、WEBサイトを制作費用を回収する期間を考慮する必要が出てきます。逆に言えば、WEBサイトの費用について明確な計画が無いのであれば、オリジナルデザインは準備すべきでないとも考えられます。
マレーシアで起業やスタートアップ企業などでは、資金に余裕が無い場合は、オリジナルのデザインを敢えて準備しないという選択もできます。
WordPress などの無料で使えるシステムを使えば、無料だ多彩なデザインも用意されていますし、デフォルトのデザインの写真だけをオリジナルのものにするだけで、まるでオリジナルのデザインです。デフォルトのテンプレートだっというのは、分かる人が見れば分かるだけで、一般の人はそこまで気にしておりません。
WEBサイトに極力費用を掛けない様にするのであれば、WordPress でWEBサイトを構築して、デフォルトのデザインがおすすめです。デフォルトのデザインですから参考情報が沢山ありますから、ちょっとした問題は直ぐに解決できてしまいます。
会社案内だからデフォルトのデザインが合わ無いと思ったら、無料で無数にあるデザインから選ぶ事もできます。会社案内向けのデザインも沢山あります。ポイントはユーザーの多いデザインを選ぶことです。
それでも、最近のWordPress は、高機能なため、初心者にはちょっと難しく感じるかもしれません。どうしてもWordPressに馴染めない場合は、アメブロなどのブログを利用するのがお手軽です。デメリットもあるので、必要になってから WordPress やオリジナルのWEBサイトを準備しても良いかもしれません。
避けた方が良いのは、WEBサイト簡単構築とか3分でホームページができるとかいうサービスです。これは、いかに簡単にWEBサイトを準備できるかにフォーカスしているので、WEBサイトへの訪問者を連れて来るのが難しいので、ビジネスで利用するには逆に上級者向けになってしまいます。
『マレーシアの起業家からの教え』では、スタートアップや起業では、ブログ形式でWEBサイトを構築するのがおすすめです。出来上がっているビジネスでは無いのであれば、このブログ形式で会社のWEBサイトを構築するのが得策なんです。
ちなみに、オリジナル・デザインのWEBサイトは、どんな時にWEB制作会社に依頼すると良いかというと、実はデザインというよりも、WEBサイトのコンテンツ更新やメンテナンスを任せられるところにあるのです。自分のところの事業で目一杯で手が回らない時なんかに、頼もしい限りなんです。
WEBサイトに訪問者を呼ぶ SEO
WEBサイトを構築しても、訪問者がいなければ、デザインがいくら良くても、自己満足で終わってしまいます。そこで、SEO と呼ばれる検索エンジン最適化というものが必要になってきます。
昨今は、Google などの検索エンジンにだけに頼らずに、WEBサイトに訪問者を誘致する法もあるのですが、まだまだ、検索エンジンの役目の終焉は見えませんから、ここはディフェクトスタンダードとして、SEO は外せません。
WEBサイトのデザインのところに書いたのですが、スタートアップや起業では、ブログ形式でWEBサイトをおすすめするのには、このSEO、Google などの検索エンジンから訪問者を誘導するのが簡単だからです。
これはマレーシアというマーケットはまだまだ小さいので、日系企業のライバルがほとんど存在しないため、Google などの検索エンジンの検索結果の上位に表示できてしまうからです。それほど、技術的に凝った SEO の施策をしなくても簡単に上位表示が可能なのです。
ブログ形式、特にWordPressでのWEBサイトを構築することをオススメするのには、記事を更新しやすいシステムを利用して、検索エンジンの検索結果上で優位なポジションを築いておく事が容易にできるからです。
「○○○○言葉」を使わないといった SEO 知識があれば、なお良いのですが、そんな細かい事を気にしなくても、Google などの検索エンジンの上位に表示できてしまいます。(テクニック的な部分で本質の部分では無いので伏せ字です。)
一つ付け加えておくと、マレーシアのマーケットはまだまだ小さいです。Google の検索結果の一番上に表示されても、訪問者がそこそこ有っても、実のところ問い合わせは、ほとんど無いのが現状なんです。
ですから、WEBデザインや SEO に力を入れるよりも、問い合わせを増やす方法を考える方が重要だったりするのです。力を入れるのはこっちなんです。これは、日本国内のマーケットとは随分違うところかもしれません。(もちろん、日本でも問い合わせを増やす方が重要ですが。)
マレーシア起業でのWEBサイトの必要性としてまとめると、WEBサイトとしては、まだまだ問い合わせを得るには小さなマーケットなのですが、将来的なマレーシアのマーケットの成長を考えて、今からWEBサイトを用意しておくことは必須なんです。
今は、問い合わせが少ないと言っても、マーケットが小さいからこそ、顧客に良いサービスと判断してもらえれば、少ないWEBサイトへの問い合わせが、実を結び口コミになるという、非常に嬉しいマーケットなんです。
ビジネスを提供する人も少なければ、サービスや製品の購入者、ユーザーのマーケットも、まだまだ小さいのです。日本人向け然り、ローカル向け然り。このマレーシアのマーケットが飽和する前に、マレーシアで起業、事業を起こすスタートアップなんか最適なんです。
是非、マレーシアで起業しましょう。楽しいんですよ。